地平からマストは消えてゆく。
人と人の運命が交差する地点。
雨季に雨の降らない日々が続き。
祝祭は用意される。
2012年1月27日金曜日
2012年1月23日月曜日
2012年1月22日日曜日
彷徨
わたしはあなたのことしか見ないので
ひさびさに入れた珈琲の香りも
あなたがきれいだったときも
朝焼けのうつくしい風景の中にきえてゆくようだ
いまわたしの記憶はかつてのそのころの思いでのなかを
浮遊している
雲も雪もおなじみなもとからあふれ出る希望だと
あなたが言っていたのはいつだったか
もちろん海がこの地域をおおっているので
わたしは島にも船にもなれない
どこにもたどりつけない航路が目の前にあるとき
ひとはもはやさまようことをやめる
わたしもかなたの山なみをさがすことをやめる
浮遊する実態も感覚も夢もすべてをささえるのが
あなただと気づいたとき
わたしの旅はおわりをつげるのか
http://kajipon.sakura.ne.jp/ kt/shisyu.html
ひさびさに入れた珈琲の香りも
あなたがきれいだったときも
朝焼けのうつくしい風景の中にきえてゆくようだ
いまわたしの記憶はかつてのそのころの思いでのなかを
浮遊している
雲も雪もおなじみなもとからあふれ出る希望だと
あなたが言っていたのはいつだったか
もちろん海がこの地域をおおっているので
わたしは島にも船にもなれない
どこにもたどりつけない航路が目の前にあるとき
ひとはもはやさまようことをやめる
わたしもかなたの山なみをさがすことをやめる
浮遊する実態も感覚も夢もすべてをささえるのが
あなただと気づいたとき
わたしの旅はおわりをつげるのか
http://kajipon.sakura.ne.jp/
2012年1月21日土曜日
ふたたび夢
もうなんども言ったこと。
あなたが幸せだったころ、わたしも幸せだったころ
ひとつひとつの夢は山のかなたにあるではなく、 つねに生成途中と言ったね。
人がまじわり、人がやってきて、 彼らが来るのはあなたのささやかな
欲望を満足させるためだった。
きのう電車のなかであなたが語ったかつて幸せだったころの夢
それは見おろされた輝く街の通りに捨てられていたのかもしれない 。
ほら、きっと覚えているよ、耳をすませてみよう。
坂の多い古都の山のふもとであなたが奏でた音のことを。
いまそこに向かおうとして、道端で気付いた小さな動物、
あれはなんだったのだろう?
もしかして、 わたしたちの心の奥にすむ願いだったのかもしれない。
また雨が流れて、星の空を消してゆく。 でもきっとだいじょうぶ、
月はまた明日輝いているから。
あなたが幸せだったころ、わたしも幸せだったころ
ひとつひとつの夢は山のかなたにあるではなく、
人がまじわり、人がやってきて、
欲望を満足させるためだった。
きのう電車のなかであなたが語ったかつて幸せだったころの夢
それは見おろされた輝く街の通りに捨てられていたのかもしれない
ほら、きっと覚えているよ、耳をすませてみよう。
坂の多い古都の山のふもとであなたが奏でた音のことを。
いまそこに向かおうとして、道端で気付いた小さな動物、
あれはなんだったのだろう?
もしかして、
また雨が流れて、星の空を消してゆく。
月はまた明日輝いているから。
2011年12月10日土曜日
2011年9月22日木曜日
2011年9月13日火曜日
2011年8月28日日曜日
音楽
ねえ、なんて多くの音楽が僕たちの前にある?
もう驚かないね(少なくとも)君が多くの楽譜とイメージを使って
あの人たちの前で奏でることが予定帳のなかにひとつまたひとつと
書き込まれていったとしても。
華やかな舞台を(思いがけず) 僕たちが組み立てることになったことを
君は驚いているけど、それは(きっと) 段落から段落へときどき見える
風景の移り変わりにすぎないんだよ。
そんなに遠くない先に慣れる、そう、成れる。
きっと言うよ「今度は誰だろう?」「今度は何だろう?」
大変さの中でも、それは見知った手続き、 逃れられない感動をもたらす
世界、システム……名前は「音楽」。
2011年8月5日金曜日
伝わった思い
祝祭の記録を整理しながら、そのあとに訪れるストーリーや
計画を見るにつけ、はじめて、僕らのやりとげたことの広がりを
理解し始めている。
「これって、すごいことをやり始めてない?」
思わず言ったね…
それに反して驚かれるのが、それを支える人数の少なさ。
誤解が誤解を生み、計画が広がったとしても、
確かな証しがあれば、それも真実。
それを生みだした情熱と思いは真実なんだから。
苦しんで受け取った贈物であったとしても、教訓は残るし、
最後には喜んでもらえるよう、改良を重ねて。
計画は遠くに行ったのではなく
僕らの「思い」が伝わったのだ。
思いが書類を書かせ、手続きを進めさせ、
そして、ついに、音がその場に鳴り響いたから、
だから、あの人たちを動かしたと思いたい。
2011年8月4日木曜日
2011年7月19日火曜日
2011年7月18日月曜日
2011年7月16日土曜日
テンスの問題
僕はあなたの(近い)過去を遡るのがこわくて、
そして(近い)未来を語るのもこわくて、
僕らの共通言語は(文法的にも)語られないままでいる。
いっそのこと(穏やかな)現在形のままでとどまったら?
と友人は言う。非常にロジカルな考えなので、今日、
僕の教室でも語れそうだ。実際、 大学では現在のときを出ないのだ。
彼らはいつも同じ表情を見せるのだが、実際は違っている。
たとえば、 昨日僕たちが見た風景が何百年も変わっていないと言ったとき、
さらにそこに(種明かしのように)ひとつの錯覚が存在して
実はわれわれが感嘆する文化とは常に「現在性」であったのだ。
もっとも鄙びたる過去が「その時」へのもっともラディカルな
オマージュだったとすれば、 今年のはじめから僕が失った永遠性への
恐れ、ただ、目の前にある存在を失うことへの悔恨は理のある
文法事項と言えるのか?
2011年7月13日水曜日
呻吟
遠い道をやって来て、遠い道を帰ってゆく。行き先は
この前の町だ。僕らが熱い地球の裏側の音楽を聴いた場所。
そう、言っていた、 この電車はおおきな湖のある県に通じているって。
どうして、 あなたたちは人と人の結びつきのきまりを大切にするのか?
それは大切なものだから。それはこの照りつける太陽の裏側の
ひそやかな町でも(きっと)大切に守られているものだから。
僕は(もはや)言葉と言葉のつながりの中でしか生きられない。
人と人のつながりでしか思いを告げられない。もはや言葉は
言葉としての音も
意味も
まじわりも
遠くからの余韻もやめ
響きあっている
投げかけあっている
その瞳を閉じようとしている
開けようとしている
もう空も雲も
光も
輝きも存在しない
あるのは引き続く言葉の捨てようのない
思いでだけだ…………………
2011年7月10日日曜日
夏
雨季は去り、理想的な季節を迎えたのか?かつて
この空気は夏の解放と希望を感じさせたのだった。
おなじ光と匂いと、そして風がそこに存在している。
僕らがともに暮らしたはじめての夏、
海を渡って懐かしい人たちに会いに行った。
僕はそのことをまるで忘れていたので、僕はその人に旅の行程を
尋ねなくてはいけなかった。あの写真の撮られた頃、
君はまだ存在していなかったということを確かめるために。
僕はもう懐かしさのなかにしか存在しないのか?とくに
このような素晴らしい夏の最初の週末をここで迎えることは
(輝く月にもまして)堪え難いことか?消えつつある運命。
もう帰るための道は失われ、明日の想い出さえ遥かに遠い。
それは遠い夏。それは……
2011年7月9日土曜日
東大阪2
今日は降りてみた。「帰ってきたよ…」。
その町を、その道を歩いた。その店に入った。
君にも言った。「帰ってきたよ」。死ななかった君。 生きつづけている君。
でも、死んだかもしれない君。
君は歌っていたね(いまかわって僕が書いているのか?)。
坂を上がり、店を通り、道を、町を感じた。
神にも。神は神でありつづけていた。
その頃、階段を急いで降りてきた少女たち。
本当に次の週に死んでしまった男の子。
彼が(その直前に)つぶやいたフランスの地方の名前、
その名前を付けた店はいまもあった。 もう彼の年齢を超えただろう。
そう、この間あなたが人の心を結び付け音をつなげ、思わず
勇気がくじけそうになりながらも、 奏で奏でさせた空間を名付けたのは
その男の子なんだよ。きっと、 彼は僕らの横に立っていたかもしれない。
坂を上がった新しい店では若いふたりの契りを祝う集まりがいまに も
終わろうとしていた。まるであなたたちのように。
ふり返るとやはり僕はその道の傍に座っていたんだ。こんどこそ
人と人を結びつける冒険をたゆまずつづけていこうとの決意をあら たに
戻ってきた。たゆまぬ人を惹きつける場をつくりつづけないと
あなたはやってこなかったはずだ。 ぼくはその努力をしつづけなくて
ならないんだ……
2011年7月8日金曜日
東大阪
その町の人口はいま僕が住む(けっこう発展した) 県庁所在地より多い。
それだけでなく、僕が(ある面)世界のどこかに置いてきた
忘れがたい、もはや帰らぬ空間と時間と経験(と感情)が
その空気にも(きっと)残っているのだ… どうして
僕はその町の東の端の山端の(世界の端と感じていた)場所に
住んでいたのか?日々傾向は悪化を辿ったのに。やっと
いま住む古都の郊外に戻ることが決まったとき、ふたたび
空気は僕の胸を流れ始めた。それまでは色のついた酸素や窒素や
失われゆく希望が僕の日常だった。にもかかわらず(いま)
その街の名は、風景は、(やってきた)住民は僕をノスタルジーで
苦しくさせる。今日も(不思議な)偶然がこの町で僕らの仲間を
結び付けていることを知った。いまも僕は涙なしに(この町を)
語ることも、書くことも出来ない。いつか(きっと)
あなたとともにあの坂を降りるであろう。あなたは
景色に見とれ、珍しい宗教的風俗を面白がるだろう。それまで
あなたはいまと同じようにそこに居るだろうか?ともに
あの街の不思議な空気を吸うために…。
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