2019年3月3日日曜日

時間

全体の中の一瞬だけど(すでに)はるかに時間は流れた気がする。
いくつかの出会いがあり、そのさなかにあなたはもがいていたり
前を向いて微笑んでいる。
冬はかつてなかったように春に向かおうとするが
そこにくり返しがありそうなことは(あえて)気づかないでおこう。
季節は変わる……本当に!
そこに私たちの空間は存在するのか?
すでに解放に向かってあゆんでいる中に。
春…そして夏…ことしも(まもなく)PAGEは巡られる。

2018年11月9日金曜日

窓

あなたの言の葉をひとつずつ編みながら
わたしはたちさるときを待っているのかもしれない
(逆説的に)
とおくからもたらされた語りのときは
いまあるものがかなたに
ありさえもしない方向に
すべてのひとがむかうことを示している
秋から冬…
そのような時の連鎖さえ失われた窓には

2018年11月7日水曜日

時

時が流れて
ぼくたちはいろんなものを
得たり
失ったりしている
そのあいまに見える風景も
変化したし
これからも
ずっと変化してゆくだろう
この時の流れが終わるまで
そのあいだ
どのような瞬間や
想いや
出会いを
共有してゆくのだろう
いま
生まれ
消えてゆく
ものたち
ひろいこの空間のなかで
それでも
時は限られ
とぎれてゆく
そのあと
おもいだせるかな
おもいだそう…

2018年4月28日土曜日

とき

ときがたちときがめぐりて
いまあなたに話すときがきている
いろんなめぐりが用意され
少しあゆみをふみだそうとしているとき
そらのおおきなめぐりをまなんでみる
きっかけ
ひととひとのはなしのなかで
それをはなしたり
ひもといたり
そんな機会やおもいを
あたえてくれている
ことばは自然に
ながれようとするときなのかな

2017年11月11日土曜日

Guitar

Guitarという楽器の魅力は独自的に存在する。楽器に特有の輝きを放っている。奏でる人の特性と個性を浮き立たせるけど、その内側にも外側にも…


音楽

魅力的な音楽の瞬間は確実に存在するし、時に魔力的でさえある。そのことは音楽は人を救うことの証明であったりする。


2016年7月21日木曜日

ことば

ことばはいつのまにかともにかたられている
それは(ぼくのなかで)つねにくりかえされている
生命の儀式…はいったりでたりする…そのまわりにぼくたちの
ひとたちがいるんだけど…手をさしのべている…こちらからも
あちらからも…ともに…
いつのまにかあなたはふたたび語ろうとする…
あなたのトーンで
しらべを重ねながら
いつかそこにそのひとたちをまきこんでゆく
いつかとぎれてゆくことがきまっている道だとしても
僕たちには(いつまでも)大切なもの…
きいている
きこえている
きいていく…ほら…

2016年7月12日火曜日

家族

いくつもの角をまわって
あなたが語った人たちに囲まれている
----家族
でもそれ以来…音は切れ目なく鳴り響いている
僕にはそのトーンは彼らが望んだ
紡いだ
歌った場所に近づいている
Brava…!
きっと向かっているんだ
その光景をともに迎えることを
楽しみにしている
あなたの小さな人たちと

2012年10月20日土曜日

つぶやく

愛してるとつぶやく あなたは生と死のどちら側にいるのか?

2012年7月6日金曜日

再生

この年のはじめに語られた計画、緑の坂の小さいな壁に囲まれた
その場所で、あなたは準備された最初のページをめくってみた。
僕もちかくでその様子をみることが出来た。
でも、その計画は、いっぽうで地球の歴史の最初の頃からくり返されてきた
僕もかつてくり返した再生の儀式によって中断されたけど、いっぽうで
用意された祝祭は思ってもみなかったほど多く人たちの歓迎を受け
苦労して僕たちが積み上げてきたもうひとつの夢が(少なくとも
その人たちにとって)開花したのだった。町は(文字通り)音で満たされた。

それを最初に語った街角の小さな空間はいまも存在しているけど、
あなたはいま新たな冒険に向かいながらも、夢の継続を語り続けている。
ときはめぐり、いつか、人はもどってくるだろう。そのとき、この町では
いくつもの場所で音が奏でられているのだろうし、あなたはあらたな
調べとともに仲間の前に変わらぬ姿をあらわすことだろう…。

海

あなたと私をへだてている海がいっぱいひろがって
月も地平に浮かぶ。そのような光景を夢にみた。
いまオルガンの響きも、オルガニストの指の動き
脚の動きもこの場所からはよく見えないけど
あなたの注意を惹くには十分だったようだ。

音の線はいっぽんいっぽんと流れてゆく。
その再会の、再開の点もにじんでいる。あいかわらず
夢はその先にはいかないのだけど、海は永遠に
その歩みをくりかえすようだ。いつかあなたがあらわれる
かもしれない浜辺には、舟をむかえる人がいるのか?

としつきは流れ、そんなに長い時間ではなかったのだけど
ささやかならぬ地異があった年、そのようなとき、思いは
海のようにひろがってゆく…。

2012年6月27日水曜日

マスト

地平からマストは消えてゆく。
人と人の運命が交差する地点。
雨季に雨の降らない日々が続き。
祝祭は用意される。

2012年1月27日金曜日

確信

思いが通じたと感じ、そして、人はやってきたのだろう。
凝縮された時が共感出来る場所となり、音楽のまわりに集い、
共に楽しみ、かなしみ、おたがいを見ることが可能になると。
そう、彼らをむすぶ何かがここでみつかったと、
緑の坂をおりながらささやき合ってたのかもしれない。

それはあなたが告げた願いが実現に向かってあゆみはじめたとき、
町を越え、国を越え、あなたが夢を描いた場所、わたしの手が
あなたをささえ、ひとびとに指し示したところ。そこにきっと
かれらはもどってくるという確信。

2012年1月23日月曜日

幸福

あなたは何度もわたしを振り返り
かれらの前でたどるべき道を尋ねる
それはすでに話したことと思いながらも
ふたたび走り出したあなたの姿を見つめながら
わたしも幸せで満ちてくる
あなたは幸せなのか?
走りおえたあなたにたずねた
そう、夢がまたひとつ実現、未来に向かって動き始めた、と
わたしとあなたをへだてたほんのみじかい空間のむこうにいる
あなたの懸命の表情をみつつ、わたしの心も幸せで満ちてくる
あなたに手を差しのべられたよろこびに

2012年1月22日日曜日

響き

響かせてごらん
ここで聴いているから
音のみなもとを辿ってみて
ともにかれらの情熱をさがしてみるから
かれらが生きた時代の空気を
もう消えてしまったかれらの思いも
繰りかえされた感動も拍手も
ひとびとのささやきや旅路やすべて
過去の思いでは鍵盤のすきまにうめこまれている
やがてわたしたちのこころみも終わりをつげて
おなじ消え去った歴史のみちをたどるだろうが
だれもがもはや忘れていったとしても
たしかにこの瞬間はあるとともに思ってみよう…

彷徨

わたしはあなたのことしか見ないので
ひさびさに入れた珈琲の香りも
あなたがきれいだったときも
朝焼けのうつくしい風景の中にきえてゆくようだ
いまわたしの記憶はかつてのそのころの思いでのなかを
浮遊している
雲も雪もおなじみなもとからあふれ出る希望だと
あなたが言っていたのはいつだったか
もちろん海がこの地域をおおっているので
わたしは島にも船にもなれない
どこにもたどりつけない航路が目の前にあるとき
ひとはもはやさまようことをやめる
わたしもかなたの山なみをさがすことをやめる
浮遊する実態も感覚も夢もすべてをささえるのが
あなただと気づいたとき
わたしの旅はおわりをつげるのか

http://kajipon.sakura.ne.jp/kt/shisyu.html

2012年1月21日土曜日

ふたたび夢

もうなんども言ったこと。
あなたが幸せだったころ、わたしも幸せだったころ
ひとつひとつの夢は山のかなたにあるではなく、つねに生成途中と言ったね。
人がまじわり、人がやってきて、彼らが来るのはあなたのささやかな
欲望を満足させるためだった。
きのう電車のなかであなたが語ったかつて幸せだったころの夢
それは見おろされた輝く街の通りに捨てられていたのかもしれない。
ほら、きっと覚えているよ、耳をすませてみよう。
坂の多い古都の山のふもとであなたが奏でた音のことを。
いまそこに向かおうとして、道端で気付いた小さな動物、
あれはなんだったのだろう?
もしかして、わたしたちの心の奥にすむ願いだったのかもしれない。
また雨が流れて、星の空を消してゆく。でもきっとだいじょうぶ、
月はまた明日輝いているから。

2011年12月10日土曜日

思いで

ことばを発して
こころをつなぐ
音を響かせ
その輪は宇宙のどこかにつながったり
あるいは道端に棄てられる
10年というとしつき
もはやおなじ道には立たない
出会いはかなたに消える
でも残る思いで
いつか迎えるその日

2011年9月22日木曜日

秋

窓から秋がしのび入る。響きは耳に続いている。そして
白い夜があり、私は永遠に奪われつづける。もはや
気配さえなく、夢は果てしない下降をやめない。
頁をめくる手はそこには見えない。
音は鳴り響いているが、あなたの心には届かない。
そう指摘した私の指は空間をコの字に浮かんでいる。
いまは秋。

2011年9月13日火曜日

夢


「夢は  そのさきには  もういかない」(立原道造)

あふれ出ることばはその先を見失っている。もはや
季節はめぐって、ふたたび若者たちの前に立つときが近づく。
ふたたび祭典はいっぽうで用意されている。いくつもの
話し合いの先に
想い出のはてに
ともに分かつ(だろう)よろこびを待ち。

しかし、夢は先へと進むのか?それはいつもの僕の歩みの
延長線上にあるのか?

想いも先へはいかない。

願いはその目標を見失っている。
瞳は橋の下の流れを見続けている。
ことばは発せられる前に消えつつある。

3つの子音が絵をはさんで消えてゆく…