ふと目覚めるとわたしは世界を背負っていた。そして
世界はわたしを呑み込み、 変わらぬ有りかたを続けようとしていたのだ。
わたしはその「代償」を思わず求めたいと思った。代償?
かつて遠くない過去、 意外な形で時はわたしにその出口をしめそうとした。
わたしは驚くほどの冷静さでそちらを見つめた。でも…
わたしはちょうど見つけたばかりのものを手放すことのみが惜しか った。もう?
世界はその後、 大地を揺らし数々の出口を見せたのだ。そして
わたしの見つけたものも失われたと思った。その後、
時は(不確かに)続き、わたしは世界の成り立ちを忘れながら
いまのこの時を迎えたのだった。わたしには何がある…?
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